株式会社田中測量設計事務所

非破壊検査
用途に応じて幅広いサービスに対応しています。

弊社の調査部門では、大きく分けて構造物調査・地中探査の2つの部門に対応しております。
構造物調査では主にはコンクリート構造物（新設、既設）の調査、地中探査業務では例えばシールド工事等地中の工事に伴う周辺地盤の影響調査やトンネル工事などのインフラ点検分野に対応しております。
コンクリート診断士などの資格保有者をはじめ、これらの業務のノウハウを持ったスタッフが、コンクリート構造物の非破壊検査や地中レーダー探査などの地盤調査・土質試験、各種検査、試験、調査業務にも幅広く対応しておりますで、ぜひ当社の技術をご活用ください。

調査部の保有器機についてはこちらをご参照ください。

田中測量設計事務所は、
・日本コンクリート診断士会（正会員・法人会員）
・京滋コンクリート診断士会（賛助会員）
に加盟しております。

技術発表

「建設技術発表会」にて当社のコンクリート診断に関する業務内容を発表させていただきました。

2010年6月17日、NPO法人・建設技術支援機構主催、京都府土木施工技士会協賛の「建設技術発表会」にて既設コンクリート構造物の調査方法から補修方法、設計に至る方法に関する発表をさせていただきました。

業務実績

京都市発注「烏丸共同溝調査補修設計業務委託」

烏丸共同溝（仏光寺通～七条通）は、本体構築後約３０年が経過し、老朽化によるコンクリート面の剥離やひびわれ、外部からの漏水が発生しているため、共同溝内壁面の不良箇所を調査し、損傷程度を推定・把握し、損傷部の補修設計を行う必要がありました。当社が行ったのは、このうち、仏光寺通～五条通の区間（延長５０８ｍ）を対象とした調査補修設計業務でした。

地中探査

延長の長い業務には車載型の地中レーダ探査、狭隘な場所や小ロットの業務には手押し型など、内容に手法を合わせて対応致します。

シールド工事などの地下工事に伴う供用中の道路への影響を調査する際、距離が長くても調査時間の短縮を図れる「地中レーダ探査（車載型）」も承っております。

また、手押しで小回りが利き車両が進入できない箇所などに最適な手押し型地中レーダ探査機での実績も多数ございます。

コンクリート診断

コンクリート構造物（新設・既設）に発生した変状（ひび割れ、漏水）や鉄筋位置（かぶり・ピッチ）、中性化深さの測定、鉄筋の腐食度などを総合的に調査し、原因を推定してコンクリートの性状を評価し補修・補強方法を当社のコンクリート診断士によりご提案致します。

覆工コンクリートでは電磁波レーダや弾性波を用いてコンクリートの充填状況の調査を行っております。
覆工コンクリートの養生効果の確認方法として、パーマトールを使用した透気性試験（トレント法）のグレーディングによるコンクリート表層部の透気性能の測定します。
覆工コンクリートの表面吸水試験（SWAT）を使用し品質を確認することで耐久性能を評価します。

コンクリート外観調査

コンクリート外観調査はコンクリート表面のクラック（ひび割れ）、豆板等の調査等、漏水など調査員による近接目視調査に加え、デジタルカメラを用いて足場を必要としない遠望からの調査や交通規制のない走行型トンネル調査により覆工コンクリート表面を画像撮影して損傷の把握を行っています。

デジタルカメラを用いて足場を必要としない遠望からの調査や交通規制のない走行型トンネル調査により覆工コンクリート表面を画像撮影して損傷の把握を行っています。

【実績】道路保全工事に伴う都営三田線構築クラック調査（東京都板橋区）
首都高速５号池袋線の橋脚補強工事に伴い、直下の都営地下鉄三田線の構造物の目視クラック調査を行いました。

コンクリート強度試験

採取コンクリートによる直接試験（JIS法、小径コア法、ボス供試体法）、表面硬度から強度を推定する方法（反発硬度法）、コンクリートの音響特性を測定し強度を推定する方法（超音波法）。

ボス供試体によるのコンクリート圧縮強度試験は、構造体コンクリートと一体成形された供試体により強度を測定する手法です。ボス供試体とは、構造体コンクリートの打設前に構造体型枠にあらかじめボス型枠を取り付けておき、構造体型枠にコンクリートを打設するとボス型枠にも同時にコンクリートが充填され、構造体コンクリート表層部に一体成型される直方形の供試体です。